行動科学コース 岩手大学 人文社会科学部 行動科学研究室
岩手大学HP |人文社会科学HPシラバス |図書館 |人間科学課程| 人間情報科学コース | Google

 
行動科学研究室の概要
行動科学コース専門教育科目と担当教員
実験・臨床心理学   山口 浩     教授
人格・臨床心理学   織田信男    教授
発達・臨床心理学   奥野雅子  准教授
認知心理学       松岡和生    教授
社会心理学       鈴木  護  准教授
家族社会学       竹村祥子    教授
地域社会学       小野澤章子 准教授
スポーツ行動論     浅沼道成    教授
行動・人文地理学   高橋宏一    教授


               ◇詳しくは教員紹介



   
人間科学課程・行動科学コースの特徴

人間の行動を心理的側面と社会的側面から全体関連的に探求

行動科学コースは「人間行動」をテーマに、人間行動の個人的側面を対象とする心理学の視点から人間のこころや心理(人間行動の心理的メカニズム)について考察する方法を学ぶ一方、人間行動の社会的側面を対象とする社会学の視点から人間行動によって織りなされる社会システムの構造変動について考察する方法を学ぶことができるように学際的に編成されています。加えて本コースでは、特にスポーツ行動に焦点を合わせて人間行動の身体的諸条件について考察するスポーツ行動論の方法や、人間行動の前提となる社会地理的諸条件について考察する行動地理学・人文地理学の方法も併せて学ぶことができます。

人間行動を多彩な視点から学ぶ
心理学分野のスタッフが充実
行動科学コースには実験・臨床心理学、人格・臨床心理学、発達・臨床心理学、認知心理学、社会心理学の心理学の各専門領域のスタッフが充実。さらに家族社会学、地域社会学、スポーツ行動論、行動・人文地理学を専門とするスタッフもそろい、心理面と社会面の両面から、現代社会に生きる人間の行動について学び、探求することできます。→教員紹介

実験や実習を重視したカリキュラム
2年次には心理学基礎実験や社会調査実習を体験、3年次の特殊実験調査では、自分で研究テーマを探し出し専門的な課題研究に取り組みます。こうした実験・実習の体験を通して専門的な学問に触れることができ、「学び」や「研究」に対する確かな手ごたえが得られます。またグループで課題に取り組むことが多く、仲間とのディスカッションや助け合いにより、共に学ぶ楽しさや仲間との一体感を体験できます。→
キュラムと開講科目

各領域で活躍する卒業生
行動科学コースは旧行動科学研究講座発足以降30年以上の月日が過ぎ、これまでに600名を超える学生が行動科学研究室を巣立っています。人間行動に関する実証的探求の方法論を学んだ卒業生は、社会の各方面で実力を発揮しています。臨床心理士資格を有する心理専門職をはじめ、家庭裁判所の調査官、科学警察研究所の研究員、病院の精神科やリハビリテーション科において心理面をサポートする病院心理士、一般企業では、新聞記者やTV局のディレクターなどマスコミ関係、出版・印刷、金融、サービス業における営業部門、人事管理部門など人間の行動を扱うあらゆる業種で活躍しています。→卒業生の進路

大学院進学者が多い
行動科学コースでは、毎年3分の1程度の学生が本学大学院をはじめ他大学大学院へ進学しています。臨床心理士指定校の大学院で臨床心理士の資格取得を目指す人のほか、心理学や社会学の研究職を志す人もいます。行動科学研究室(学部卒)出身者で、さらに他大学の大学院後期課程へと進み、博士号を取得した卒業生も既に数名出ています。臨床心理士資格を取得した卒業生は30名を超えています[本大学院人間科学専攻臨床心理学領域は臨床心理士二種指定校に認定されています]。また大学における教育研究職に就いている卒業生も少なくありません。→卒業生の進路