カリキュラムの特色

 人文社会科学部は、豊かな人間性を培うとともに総合的な判断力を身につけた人材を社会に送り出すことを目的に、各分野を幅広く学ぶ教養教育と、人文科学・社会科学の各分野を深く学ぶ専門教育と有機的に結びつける教育を実践してきました。その特徴は、自然科学との密接な連携のもとに人文社会科学諸分野の総合的な教育研究を進めるとともに各専門分野の専門性を追究すること、つまり「総合化」と「専門深化」にあります。

 「総合化」と「専門深化」の観点から人文社会科学部では、学科制に比べ学習の自由度を高めるために課程・コース制を採用しています。入学後、1年生はまず4課程のうちいずれかの課程に所属し、その後の学年進行に応じて、それぞれの課程のコースに分かれます。所属コースは学生各自の希望により決まります。決定時期は、課程により異なります。
 主副専攻制とは、自分が所属するコース(主専攻)での専門分野の学習・研究を深めながら、それとは異なる他コースの専門家目群(パッケージ)を副専攻として系統的に履修できるようにした制度です。人文社会科学部では、「副専攻基礎」(10単位)は必修となっています。(詳しくは)「主副専攻制」のページをご覧ください。
 コースでの専門分野の学習・研究を深化させつつ、総合化を図るために高年次履修科目「総合科学論Ⅰ」、「総合科学論Ⅱ」(3年次必修・各2単位)が設定されています。現代社会の諸課題(環境、情報、ジェンダー、平和等)に対する各学問のアプローチ、諸学問を横断して用いられる概念・方法論に関わる問題(合理性と非合理性、部分と全体)を考察します。
人間科学課程 国際文化課程
 「人間とは何か」という根本的な問いに答えるために、心理学・社会学・情報科学・人間学などのアプローチを通して、人間の「在り方」と「ふるまい」を学際的・総合的に学び、理解し、研究する人材の育成を目指しています。
 グローバル化が急速に進展する現在、文化を多角的に見つめ考察することがますます重要になってきています。この課程では、学生が多様な文化を諸領域にわたり学習し、主体的な研究活動を行なうことによって、現在の諸課題を探求し解決する能力を向上させることを目指します。
法学・経済課程 環境科学課程
法律学と経済学の2つの学問を緊密に結びつけることによって、高度に発展した現代社会を複合的に分析する能力を養い、社会や地域の要請に主体的・実践的に対応することを目的としています。本課程では、「法学コース」と「経済コース」の2つのコースに、法律学・政治学・経済学・経営学などのカリキュラムを置き、さらに演習(ゼミ)によって少人数教育を徹底して行なっています。
現代の最も課題の一つである「環境」問題について、問題発生メカニズムや解決方法を自然科学と人文・社会科学の両面から主体的に学習します。環境や環境問題を認識でき、さまざまな問題を解決する総合的な能力を育成していきます。