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卒業後の進路

環境分野の仕事は,時代の転換点を担っている新しい分野です。それゆえに,従来の職種では分類ができなかったり収まりがつかないこともありますが,民間から行政にかけてどんどんその裾野が広がっており,みなさんのチャレンジを求めています。分類の仕方にもよりますが,環境の仕事は大きく分けても10以上になります。ここでは,環境科学課程の卒業後の進路としてまず想定されるものを,いくつかあげてみましょう。


(1) 企業の環境管理部門,環境ビジネス(環境特化型企業)

いま企業にとって環境に配慮することが課題となっています。それは「環境にやさしい企業」として社会から評価されるうえで大切なだけでなく,経営の面からより積極的な意味をもつようになっています。企業活動が環境に及ぼす影響をチェックする環境管理部門の仕事だけでなく,生物多様性の保全を始め環境分野を経営に取り込むことが企業にとってビジネスチャンスとなっています。環境関連の知識,資格,技能が有利となります。


(2) 行政機関の環境部門,環境関連の各種独立行政法人など

行政の仕事は政策の立案とその実施が基本です。国の環境行政を直接担うのは環境省ですが,エコポイント制度やエコカー減税制度などを考えれば分かるように,経済産業省,国土交通省やその他の省庁も関係しています。地方自治体は国の環境政策・指針に基づき政策を実施するだけでなく,地域の事情にあわせて独自に環境政策を実施し,地域の環境問題に向き合っています。いずれにせよ,これらの機関への就職には公務員採用試験に合格する必要があります。また近年,独立行政法人などと呼ばれる団体で環境関係の組織が,環境関連の法政策の運用について産業界との調整,啓発活動において,また環境技術の普及,環境事業の推進などに大きな役割を果たしています。


(3) 教育機関,報道分野

教員として中学校・高校・大学などで環境教育を実践する。また環境科学・環境問題についてさまざまな場面で教育と啓発活動を行なう。また新聞,テレビなどの報道機関で環境情報を提供する仕事があります。なかには環境分野を専門とする環境ジャーナリストと呼ばれる専門家もいます。


(4) 環境NGO・NPO

環境NGO(非政府組織)・NPO(非営利組織)は,行政機関・企業・一般市民に働きかけ環境政策や環境配慮活動などを推進する大きな役割を担っています。最近では,独自のネットワークをもつこうした組織と地方自治体・企業との連携が活発になっています。環境政策の提言,環境保全活動,環境学習,調査・研究などその活動内容はさまざまで,活動範囲は地域から海外までに及びます。企業勤務とはまた異なった働きがいがあります。詳細は『環境NGO総覧』(環境再生機構)などを参照してください。


(5) 大学院進学

環境科学課程4年間で学んだ環境科学の知識を基礎に,環境科学系または各専門分野の大学院で専門性をさらに高めることができます。岩手大学大学院人文社会科学研究科社会・環境システム専攻をはじめ,東北大学大学院,筑波大学大学院,東京大学大学院,名古屋大学大学院,京都大学大学院,上智大学大学院,法政大学大学院などに環境科学・環境学の専攻(名称はさまざまですが)が設置されています。まず,各大学のホームページを調べてみましょう。


環境関連の資格

資格には,医師国家資格のようにその認定がないとその職業に就けない資格と,英検のようにその資格をもっていると自分の能力を客観的に示してくれて,仕事を任せてもらえるようになる,つまり,仕事で活かせる資格があります。

現在,環境に関わる資格は30を超えると言われています。難易度にかなり違いがありますが,その一部を紹介しましょう。

・環境再生医(人文社会科学部は初級資格認定校となっています)

・環境マネジメントシステム(EMS)内部監査(補助)員(企業・行政の内部的環境の管理・監査)

・技術士補[環境部門](環境部門のコンサルティング)

・環境カウンセラー(市民環境保全活動への助言,環境学習指導)

・生物分類技能検定(野生生物調査,自然環境調査)

・自然観察指導員(自然観察会などの主催・指導)

などは大学在学中に取得できます。

・環境プランナー(企業活動にアドバイス)

・消費生活アドバイザー(環境をキーワードに企業と消費者を結ぶパイプ役)

・ISO14001審査員

・技術士[環境部門]

・環境計量士(汚染など環境測定と分析)

などの資格は,環境科学課程で学んだものを基礎にして,さらに各資格で求められる知識の修得と実務経験を満たす必要があります。

参考になる書籍(『環境の仕事大研究』産学社,『環境の仕事に就く!』ソニー・マガジンズなど)やホームページ(エコジョブ・ドットコムエコ就職ナビエコ・リーグなど)がありますので,そちらもご覧ください。


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最終更新日 2013/4/1