ヨーロッパ語圏文化プログラムの紹介

(以下の紹介は横井が作成したものであり、ヨーロッパ語圏文化プログラムの公式の文書ではありません)

プログラムについて

 人間文化課程に入学された皆さんは、2年次末に主専修プログラムを選択し、3年次から本格的に学習していきます。しかしながら、各プログラム固有の授業科目は、2年次から多く開講されていますので、1年次2月中旬にガイダンスを開催して、2年次以降の科目選択をスムーズに進められるように工夫されています。ここでは、ヨーロッパ語圏文化プログラムのフランス言語文化専攻を選択する場合の、履修のシミュレーションを紹介します。

 

【1年次前期】

 前期に「初級フランス語」(週4回集中形式)を履修することが望ましいです。後期にも「初級フランス語」は開講されますが、前期に「初級」を選択し、後期に「中級フランス語」や専門科目の「フランス語コミュニケーション基礎」を履修することによって、2年次以降の専門科目の理解がよりスムーズになります。

 

【1年次後期】

 「中級フランス語」および専門科目の「フランス語コミュニケーション基礎」(これは課程共通選択必修科目です)が開講されます。例年、前期の「初級フランス語」受講者の半数程度がこれらの科目を履修しています。

 

【2年次前期】

 「ヨーロッパ語圏文化論」:これは本プログラムの必修科目です。本プログラムを主専修に選ぶ可能性が少しでもある場合は、履修しておいた方がいいでしょう。授業はオムニバス形式で行われ、ドイツ語圏、フランス語圏、ロシア語圏の言語や文化についての講義がなされます。

 「フランス語学講義」「フランス文学講義」「フランス文化論講義」も開講されます。コミュニケーション系科目では、「総合フランス語」「フランス語コミュニケーション発展」などがあります。

 

【2年次後期】

 「フランス語学演習」「フランス文学演習」「フランス文化論演習」が開講され、教師の話を聞くだけでなく、学生自身が調べたり、発表したり、ということが必要になります。コミュニケーション系科目では、「フランス語コミュニケーション発展」「フランス語コミュニケーション実践」があります。(3年次には「フランス語作文」も開講されます。)

 2年次前期・後期では、他のプログラム科目(例えば英語関係科目)なども受講しながら、自分に一番興味の持てそうなテーマの卒論(特別研究)を書くにはどのプログラムがいいかを考えます。

 3年次後半からは、教員と相談しながら、卒論のテーマを考え、4年次から指導教員の下、卒論の作成に取りかかります(旧カリキュラムのフランス言語文化専攻学生の卒論リストはこちらにあります)。

 

 ここまで、フランス語関係の科目を主に紹介してきましたが、ヨーロッパ語圏文化プログラムの利点はそれだけではありません。本プログラムでは、複言語主義も重視しています。「英語も満足にできないのに、外国語を複数習得するなんて考えられない」と思う必要はありません。複言語主義は、「英語以外の言語も世界中にはたくさんあって、それらを話す人々の文化が存在するのだ」ということを理解してもらうだけでいいのです。どの外国語も(英語も含め)完璧にマスターできる、ということはありません。ですから、フランスの言語・文学・文化を主要テーマに選んだ人が、ドイツ語圏・ロシア語圏の文化を少しでもかじってみるということが意味のあることなのです。それによって、フランス文化の特質がより浮き彫りになるということがあります。「ドイツ文化論講義」「ドイツ文学講義」「ロシア文学・文化論講義」はドイツ語、ロシア語の知識がなくても履修できるように工夫されています。さらに、ドイツ語やロシア語の基本的構造(音声・文字・文法など)を知りたい人は、選択必修科目として、「ドイツ語基礎」「ロシア語基礎」を2年次または3年次に履修することもできます。

 このように、フランスの言語・文化を主要関心テーマとしつつも、ドイツ語圏やロシア語圏、英語圏の言語・文化や文学にも触れてみることができる、というのが本プログラムのメリットであると思います。

 

(2016/12/27作成)

(2017/11/7修正)

 

岩手大学 人文社会科学部

人間文化課程 ヨーロッパ語圏文化プログラム

フランス言語文化専攻