ボルドー留学体験記

井上 由貴

　私は2017年９月から12月の間、フランスのボルドー・モンテーニュ大学へ留学をしました。

　平日は大学にあるフランス語学学校に通い、アジアや南米などさまざまな国籍のクラスメートと共に語学の向上に努めました。最初はクラスメートの堂々と発言する姿や、同じクラスにもかかわらず流ちょうにフランス語を話す姿に衝撃を受け、落ち込むばかりの日々でした。しかし、授業を受けるうちに、先生の話すフランス語が聞き取りやすくなったり、クラスメートとスムーズにコミュニケーションがとれるようになったりと、少しずつ自分自身に自信を持つことができました。

　放課後や休日はフランス人の友達やクラスの友達とカフェに行ったり、電車やバスを使って観光地を訪れたりしました。また、とにかくホームパーティーをする機会がたくさんあり、岩手大学の留学生だったフランス人の友達のお家や、クラスメートのお家にワインやチーズ、自分の国の料理などを各自用意して持ち寄りました。このように、授業以外の時間も友達同士でフランス語を使ってやりとりすることで、日々の中で自分の成長を感じることができます。

　この留学を経て、物事の考え方、価値観が大きく変わり、私にとってあらためて自分を見つめ直す良い機会となりました。そして最後に、私をいつも支えてくれる家族や友達、先生方の存在、留学中に関わってくれたすべての方々に感謝したいです。ありがとうございました。