ボルドー留学体験記
人文社会科学部国際文化課程
伊藤瑛莉
2016年9月から12月にかけて、フランスのボルドーモンテーニュ大学へ留学を行いました。
ボルドーモンテーニュ大学には、フランス語を母語としない学生に向けたフランス語教育の専門施設があり、学期初めに受験するテストでレベルに応じてクラス分けをされ、様々な国籍のクラスメイトと共にフランス語を学習しました。授業内容としては、フランス語の基本となるような文法や読解、聴解、表現などの必修科目に加え、2つの選択科目を受講しました。授業は講義形式のものもありましたが、授業内での発表やグループワークも多く、フランス語能力のみならず、コミュニケーション能力や積極性の向上も図れたのではないかと思います。
普段は大学から徒歩5分ほどの寮で生活し、日本とは異なる食材を調理して食事をしたり、スーパーでワインやチーズ、フランスのお菓子を購入したりしながらフランスでの生活を楽しみました。放課後や週末は路面電車で30分ほどのボルドー中心地で散策や買い物、お茶をして楽しむ事が多かったです。クラスメイトやボルドー大学の学生と食事をしたり、カフェの店員さんとおしゃべりをしたりと、毎日がフランス語に囲まれ、少しずつ自分の成長が感じられる充実した日々を送ることができました。
大学生活以外にも様々な経験をすることができました。岩手大学に留学していたフランス人学生が出身地を案内してくれたり、学期中や留学修了後の休暇を利用して友人とEU圏内を旅行したりと、様々な文化や価値観に触れる機会がありました。また、ボルドー郊外の小学校で日本語や日本文化についての授業をさせていただき、現地の学校システムを拝見したり、子どもたちと会話をしたりと、大変貴重で思い出深い経験をさせていただきました。
今回の留学に関して、非常に有意義な経験をさせていただき感謝しています。この留学で少なからず成長できたのではないかと願っていますが、今後も向上心を忘れず、フランス語のレベルアップを図っていきたいと思います。またいつかボルドーを訪れ、留学で出会った方々とひと回りもふた回りも成長した姿で再会できるのが楽しみです。