ボルドー留学体験記

宮下 日奈

　わたしは9月1日から12月29日のおよそ4ヶ月間、フランスのボルドー・モンテーニュ大学に留学していました。わたしにとっては海外に行くことも飛行機に乗ることもはじめてだったし、同じ年にボルドー大学に留学する学生が岩手大学には他にいなかったので若干心細くはありましたが、我ながら頑張ったと思います。とくに事前準備は大変でした。パスポートやビザの発行、そのための手続き、航空券の確保、空港に行くまでの交通手段、宿泊施設の確保、パリからボルドーへの移動手段などなどはじめての経験ばっかりで頭爆発するかと思いました。ネットで調べに調べまくってやり遂げました。インターネットが発達した今の時代に生まれてよかったと心底思いました。インターネット万歳。事前準備は早め早めに取りかかった方がいいと思います。

　ボルドー大学についた日、大学が広すぎて寮の場所が分からなくて2時間大学敷地内をさまよったのは今となってはいい思い出です。当時は涙目でさまよってましたが、インド人が助けてくれて無事にたどり着けたのもいい思い出です。授業は復習を欠かさずにやっていました。リスニング、文章読解、文法、作文、フランス地理・文化などの授業を受けていました。どの先生も陽気な雰囲気で、授業中の雰囲気も終始柔らかいです。個人的には作文の先生が美人な方でとくに好きでした。木曜は全休だったので街にでて買い物したりぶらぶら散歩したり、他の大学からきた日本人学生とご飯食べに出かけたりしていました。4ヶ月生活してみてボルドーは外国にしては比較的過ごしやすい街だと思います。町並みもきれいだし、自然豊かだし、食べ物もおいしいし、交通機関も発達しています。最初は不安だったけど生活するうちに慣れていきます。

　大変なこともいっぱいあったけど留学に行ってよかったと思います。留学に行って後悔するということはないんじゃないかというくらいの経験ができると思います。言葉にするのは難しいけど、その経験によって確実に自分のなかでなにかが変わると思います。