岩手大学 人文社会科学部 人間文化課程

ヨーロッパ語圏文化プログラム フランス言語文化専攻

日本にいながらフランス留学

菅原 千尋

 私は3月20日から24日の約5日間、東京のエスパス・ラング・東京で語学研修に参加しました。私がこの研修で学んだことなどをレッスンとホームステイに分けて述べます。

 レッスンは午前に文法学習を3時間、午後に会話の実践練習を2時間行いました。文法は大学ですでに勉強していた内容でしたが、フランス語での説明で新しい発見があって理解を深めることができたと思います。しかし、レッスンの内容だけでなく先生の話していることも聞き取って理解するのは大変でした。習った文法を使って短い会話をする時間もたくさんあって充実していました。午後のレッスンはあるテーマについての会話文を作って発表するというものでした。あらかじめ原稿を作っても発音や動詞の活用の間違いなどがたくさんあってもっと勉強しなければならないと痛感しました。

 次にホームステイについて述べます。私は音楽が好きな夫婦と2歳の女の子がいる家庭にホームステイをさせていただきました。ホストファザーが作詞作曲した歌を歌ってくれたり、フランス人の歌手を紹介してくれたりしてくれて楽しかったです。ご夫婦は共働きのため食事の時間しかゆっくりお話をする時間がありませんでしたが、お2人がたくさん質問してくれたり私の話をしっかり聞いて理解してくれて本当にうれしかったです。でも、もっと話したかったのに言葉で出てこなかったのですごく悔しかったです。2歳の女の子は家ではフランス語、保育園では日本語話しているということを知って本当に驚きました。また、女の子の話すフランス語からフランス人の子供はまだRの発音ができないということにも驚きました。

 5日間という短い期間でしたが、フランス語をたくさん話す機会は初めてだったので本当に楽しかったです。もっとうまく話せるようにこれからも学んでいきたいと思います。