岩手大学 人文社会科学部 人間文化課程

ヨーロッパ語圏文化プログラム フランス言語文化専攻

日本にいながらフランス留学

舘 美有 水野 真悠

 私たちは2017年3月に約1週間東京でフランス語を勉強してきました。主催者側の都合により、2人で1つの家庭にホームステイさせていただきました。

 授業は3つほどにクラス分けされ、レベルごとに少人数制で行われ、先生との距離が近く、発言がしやすい環境でした。人数が少ないからこそ、私たち1人1人を丁寧に見てくださったので、曖昧に終わらせることなくきちんと理解することができました。また、大学の講義とは少し違って、実践のオーラルが中心であったので生きたフランス語を日々体感することができました。

 私たちのホームステイ先は、お父さん、お母さん、小学生の男の子と女の子の4人家族でした。お母さんはフランス語学校の先生だったので、その日学んだことや宿題のチェックをしてくれたり、フランスについてもたくさん教えてくれたりしました。子供たちは、明るく元気で、毎日ダンスやゲームをして楽しく遊びました。お兄ちゃんはとても優しく賢い子で、私たちの宿題も見てくれました。最終日の夜は、子供たちと私たちで料理をして楽しみました。

 基本的にホームステイは学習のために各家庭1人の方が望ましいと言われています。今回の私たちのように1家庭に2人だと、固まってしまうなどネガティブな面が多いように思われますが、私たちは逆に2人だということを利用して積極的に交流しに行きました。2人でいるときも試しに簡単な会話をフランス語でしてみるなど、工夫して2人だからこその過ごし方をしました。この一週間を通じて、やはり自分たちの積極性が大事なのだと実感しました。自分の行動次第でより充実した日々を過ごせるようなプログラムになっていると思います。