環境問題にはその取り扱いが主として化学の領域に属するものがたくさんあります。環境汚染物質の分析及び処理ばかりが環境化学ではありません。もちろん、環境物質を分析して現状を把握することは大切なので、分析は基本的学習事項となりますが、環境に優しい材質を追及したり、太陽エネルギーを化学エネルギーに変換する方法を考えたり、化学物質と生体との関わり合いを問題としたり、その他、学習の対象は多方面にわたっています。
【所属教員】
河田 裕樹
教授 理学博士
担当授業科目:環境化学A
研究テーマ:芳香族へテロの化合物の光化学反応、有機電子移動反応
吉村 泰樹
教授 理学博士
担当授業科目:環境基礎化学、環境化学C
研究テーマ:タンパク質をつくるアミノ酸の性質を、アミノ酸とコバルトイオンの錯体を使って調べる。自然界で起こる「分子を見分ける」という現象を調べる。
北爪 英一
教授 工学博士
担当授業科目:環境化学B
研究テーマ:高速カウンターカレントクロマトグラフィー及びプラズマ発光分光分析法による微量分析法の研究
相互作用により将来どのように生態系が変化するのでしょうか。どのようなしくみで環境破壊や汚染が起こるのでしょうか。本領域では、数理的側面から環境システムの評価や環境モデルの解析を行い、環境現象の内的関連を数学的な定式化により明らかにすることを学びます。また、環境現象にともなう種々の事項を測定したり、その測定値を統計処理することにより環境現象のメカニズムを解明します。
【所属教員】
三浦 康秀
教授 理学博士
担当授業科目:環境統計学I, 数理社会科学
研究テーマ:関数解析学における作用素環論
石川 洋一郎
教授 理学修士
担当授業科目:数理環境科学
研究テーマ:低次元微分可能多様体(結び目理論を含む)、微分可能多様体上のリー群の作用
尾台 喜孝
教授 博士(理学)
担当授業科目:環境情報論C、環境情報演習
研究テーマ:整数論、主に代数的側面からのアプローチ
大西 良博
准教授 博士(理学)大西研究室のホームページへ
担当授業科目:環境情報論D
研究テーマ:代数的整数論、アーベル関数論、虚数乗法論
岡部 真也
准教授 博士(理学)
担当授業科目:環境生態モデル論
研究テーマ:非線形解析学、偏微分方程式論、変分法
現在の地球システムを生み出すに至った背景を、惑星・太陽系形成、天体・銀河形成、宇宙と生命、現代宇宙像等の諸問題を通じて広い視野から教育研究し、地球とわれわれの位置について認識を深めます。物理的地球システムという視点から、地球温暖化、オゾン層破壊等の地球規模の環境問題の理解を深め、分析能力を身につけるとともに、地球環境データの解析や数値シミュレーション等を行いながら、情報処理能力を養います。
【所属教員】
高塚 龍之
教授 工学博士
担当授業科目:地球規模環境論
研究テーマ:超新星物質の状態方程式と熱力学特性、中性子星の構造と現象、高温・高密度のハドロン物質
西崎 滋
教授 理学博士
担当授業科目:放射線環境論
研究テーマ:微視的模型による原子核構造の研究、原子核構造と量子カオス、高密度核物質の諸性質
花見 仁史
教授 理学博士
担当授業科目:宇宙地球進化論、環境情報演習
研究テーマ:宇宙における構造形成の物理過程の研究、形態形成とパターン認識、高エネルギー天体現象の解明
山内 茂雄
准教授 理学博士
担当授業科目:環境基礎熱学
研究テーマ:天文衛星を利用した高エネルギー天体現象の観測
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