会長挨拶
現代行動科学会について
現代行動科学会は、岩手大学行動科学研究室のスタッフと卒業生を母体とする学会として1984年に発足しました。以来、心理学や社会学などの人間行動諸科学をベースに専門領域に携わる研究者だけでなく、国内外の様々な「現場」で活躍する卒業生からの報告、提案、示唆を受けながら、広く現代社会に生きる人々の生活、ウェルビーイングについて考える場を提供してきたユニークな学会です。本年も第３7回大会が開催され、学会誌（『現代行動科学会誌』）も第３6巻が刊行されるに至っています。
本学会は行動諸科学の学術研究の発展に一定の役割を果たしてきただけでなく、現役学生には将来のキャリアモデルを提供する場として、卒業生にはそれぞれの生活現場をふまえたリカレント教育の場として、大きな役割を果たしてきたと考えています。
大震災や新型ウィルス感染拡大などによってもたらされる社会情勢の大きな変化のなかで、あるいは日々刻々と私たちが出会うひとつひとつのミクロな生活事象のなかで、「いったい何が起こっているのか」、「そもそもどのように生きていくのがよいこと(well-being)なのか」。素朴な「問いかけ」を大切にする本学会の設立当初からの趣旨をあらためて確認して、今後も新たな議論の場を提供していくことができれば幸いです。
令和2年11月1日
第8代会長 松岡和生
現代行動科学会 第40回大会について
第40回年次大会の日程が確定しましたのでお知らせいたします。記念となる第40回大会は対面にて開催いたします。
詳細については＜第40回年次大会ページ＞をご覧ください。
■開催日時： 2023（令和5）年 11月25日（土）午後1時～
■参加申込：当日会場にて受付
