高校生の皆さんのための

フランス語入門

第1回

 将来フランスに語学研修に出かけて、クラスの仲間と友達になりたい時、あるいはあなたの街に突然フランスの若者がやって来た時、「きっと」役立つフランス語会話をご紹介します。(HomePage作成アプリ変更に伴い、若干修正いたしました。)

 

こんにちは

     まずはあいさつから。Bonjour! [ボンジュール]「こんにちは」

 これくらいなら知ってるよ、と思うかも知れませんが、じつはこれがなかなか難しいのです。フランス語習得上の大事な音がすべて含まれていると言っても過言ではありません。でもスタート時点で挫折しないようにあまり細かくならない程度に説明します。

 

発音

     まず、初めの「ボン」の音、日本語の「ボ・ン」ではありません。日本語では「ン」のところで口が狭く閉じてしまいますが、フランス語では「ボ」の口の開きをそのままにして、口を動かさないようにして鼻から息を抜きます。フランス語の特徴のひとつである「鼻母音」と呼ばれる音です。ここでは「」のように小さな文字で表記することにします。

     「ボ・ボ・ボ・ボ...」と練習してみましょう。

     次の「ジュ」の音、これも細かく説明するとたいへんなので、ここでは「チュ」の濁音の「ヂュ」ではなく「シュ」の濁音の「ジュ」としておきましょう。やわらかい音です。

     「シュ・シュ・ジュ・ジュ...」と練習してみましょう。

    次の「ー」の音、日本語の「ウ」と違って、もっと口を狭くして、舌を奥に引っ込める感じで、唇に力を入れて、強く「ウ」と発音します。

     最後の「ル」、これも日本語のラ行の音ではありません。みなさん、そろそろうんざりして眠くなってきましたか。それではいびきをかいて寝てしまいましょう。「グルルルル...クフフフフ...」このいびきの音がフランス語の「ル」の音です。かるい息の音、あるいはかるくのどひこをふるわせる音です。「グ」または「ク」を発音して、舌の奥の方を少しすき間を開けるようにします。慣例にしたがってこの音はひらがなで「る」のように表記することにします。それではみなさん練習してみましょう。

     「グるるるる...グるるるる...」

     説明が多くていやになってきたかも知れませんが、これでフランス語の難しい音はすべてマスターしたと言っても過言ではありません。最初に習う単語がもっとも難しいなんて、フランス語はちょっといじわるですね。でも、この Bonjour が発音できたら、あとは簡単ですよ

 

     それでは発音してみましょう。「ボジューる」ずいぶんフランス語っぽくなったでしょ?

     この Bonjour は朝から夕方まで使えます。「おはよう」と「こんにちは」の両方の意味があるわけですね。夕方になったら、Bonsoir! [ボソワーる]「こんばんは」と言います。

 

 

私の名前は〜です

     さて、Bonjour!と話しかけたら、次ぎに自己紹介をしてみましょう。

    Je m'appelle Takuya Kimura.[ジュマペル タクヤキムラ]「私の名前は木村拓哉です」。

    「ジュマペル」のあとに自分の名前を言えばいいだけですので簡単ですね。そのあと、Et toi? [エトワ?]「君は?」と相手の名前も聞いてみましょう。

 

 

私は日本人です・私は高校生です

     次は国籍、職業の表現です。まず「私は日本人です」。あなたが男性なら、

    Je suis japonais.[ジュスュイ ジャポネ]

    女性なら、

    Je suis japonaise.[ジュスュイ ジャポネーズ]

    と言います。je[ジュ]は「私は」という代名詞です。Je m'appelle 〜 にも出て来ましたね。suisは英語のbe動詞です。「日本人」と言いたいのに、男性は「ジャポネ」、女性は「ジャポネーズ」と形が違っています。これが、英語にはないフランス語の大きな特徴のひとつです。つまり、名詞に男性名詞と女性名詞の区別があるということです。日本人男性:日本人女性の例は分かりやすいですが、性別とつながらないようなものにまで区別があります。例えば、「本」は男性名詞、「テーブル」は女性名詞、というように。なぜ本が男性でテーブルが女性かと聞かれても答えようがありません。フランス語ではそう決まっているのだとあきらめて覚えるしかありません。

     それでは練習してみましょう。「ジュスュイジャポネ」「ジュスュイジャポネーズ」。

 

     「私は高校生です」、これも男性と女性で異なります。あなたが男性なら、

    Je suis lycéen.[ジュスュイ リセ]

    女性なら、

    Je suis lycéenne.[ジュスュイ リセエヌ]と言います。

 

 

私は〜歳です

     次は年齢を表現してみましょう。「私は17歳です」

    J'ai dix-sept ans.[ジェ ディセッタ]

    ai[エ]は英語のhave動詞です。主語のjeとくっついてj'ai[ジェ]となります。dix-sept [ディセットゥ]が数詞の17です。ans [ア]は「年」、直訳すると「私は17の年をもっている」となります。英語では年齢はbe動詞で表現しますが、フランス語ではhave動詞です。自分のことを少し話したら、Et toi?と相手のことも聞いてみましょう。

 

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これまでのやりとりの例を示してみましょう。

 

    A: Bonjour.

    B: Bonjour.

    A: Je m'appelle Takuya. Et toi?

    B: Je m'appelle Sylvie [スィルヴィ].

    A: Je suis lycéen, j'ai 17 ans. Et toi?

    B: Je suis lycéenne. J'ai 17 ans, moi aussi [モワオスィ].

     最後のmoi aussiは「私も」という意味です。

 

 その他の年齢は次のようになります。

    16歳:J'ai seize ans [セーザ].

    18歳:J'ai dix-huit ans [ディズュイッタ].

    19歳:J'ai dix-neuf ans [ディズヌヴァ].

    20歳:J'ai vingt ans [ヴァ].

 

 大学生の場合は次の表現を覚えてください。

    男性の場合:Je suis étudiant [エテュディ].「私は(男子)大学生です」

    女性の場合:Je suis étudiante [エテュディアトゥ].「私は(女子)大学生です」

 

 相手の国籍も聞き取れるようにしたいですね。男性形/女性形ともに表記します。

    Je suis français [フらセ] / française [フらセーズ].「フランス人」

    Je suis anglais [アグレ] / anglaise [アグレーズ].「イギリス人」

    Je suis allemand [アルマ] / allemande [アルマドゥ].「ドイツ人」

    Je suis espagnol [エスパニョル] / espagnole [エスパニョル(男性と発音同じ)].「スペイン人」

    Je suis chinois [シノワ] / chinoise [シノワーズ].「中国人」

    Je suis coréen [コれア] / coréenne [コれエヌ].「韓国人」

 

 

 これで外国人の友達と知り合った時の簡単な会話はできますね。

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