学部長挨拶

 

きれいにすきとほった風をたべ

ご挨拶

 人文社会科学部は1977年に、それまでの教養部を改組して設立された、比較的新しい学部です。人文科学、社会科学、自然科学を融合し、文理横断を目指して総合的に学ぶ、ちょっと欲張った学部です。とは言え既に40年以上が経過し、今では「人文社会科学部」という名前の学部が全国に他に5つ出来るようになりました。

 またこの間、時代の変化、社会の要請にも合わせ、1993年、2000年、2016年と改革(課程やコースの改組)を行い、現在は2課程(14の専修プログラム)の体制で教育、研究を行っています。「総合化と専門深化」という設立当初から一貫した理念のもと、学生も教員も、自己を磨くと同時に、社会に対して、地域において何ができるか、も考えながら行動しています。

 1学年に210人の学生がいれば、210のやりたいことがあり、210の進路があるはずです。それを実現するために柔軟なプログラムが用意されています。14のプログラムから主専修を選びますが、同時に副専修も必修となっています。これらのプログラムを中心に、しかしその中で学ぶ科目の組み合わせについてはあなた自身で考えながら学修してゆきます。自分で考え自分で選ぶことが大切ですし、それが出来るように設計されています。このようにして幅広く学び、これからの世界に対処できる多角的で総合的な視野を育成します

 既存の枠だけでも、行動科学(心理学、社会学)、スポーツ科学、現代文化、異文化間コミュニティ、歴史、芸術文化、英語圏文化、ヨーロッパ語圏文化、アジア圏文化、政策法務、企業法務、地域社会経済、地域社会連携、環境共生と幅広く用意されていますが、これらを学生自身の主体的な関心に応じて、併せて学ぶことも出来ます。各自で4年間の勉学を設計してください。大学では自発性が極めて大切です。自分が何をしたいか、それは学んでゆくなかで変わってゆくかもしれませんが、その都度よく考え、それに合わせて4年間の学びを実現してください。もちろん一人で悩んだり、途方に暮れる必要はありません。先輩もいるし、担任制度やポートフォリオもあり、1年生の最初の時期から必要に応じて教員が相談に乗ります。専門を定めてからはそれぞれの分野の教員が相談に応じます。留学や語学研修も用意されていますし、キャンパスにはいろいろな国からの留学生もいて、サークル活動なども共に行っています。居ながらにして国際的な雰囲気も味わえます。

 

人文社会科学部長 山本昭彦

 

 これまでの卒業生を見ていても、進んで行く道は様々です。会社員、公務員もいれば、流通業、金融に進む者もあれば、製造業、小売業もいます。放送や新聞、IT関連、医療事務、NPO、教員、家業を継ぐ人、大学院でさらに研究を続ける人など、本当に様々です。大学院も2017年より全学で大学院修士課程と博士前期課程の研究科を統合し、総合科学研究科(修士課程)を設置しています。自然科学、人文科学、社会科学等の専門知識に基づきながら、文理の枠を超えた幅広い視野を得て、これまで気づかずにきた価値を再認識し、また、新たな価値を創造し、地域社会や地球規模の課題解決に貢献できる人材の育成を行っています。

 100年前に宮沢賢治も学んでいた自然豊かな広いキャンパスで、「きれいにすきとほった風をたべ」、これからの人生を築いていってください。

学部長 山本 昭彦

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