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岩手大学人文社会科学部【宮沢賢治いわて学センター】第4回シンポジウムのご案内(2024.3.23)

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平素は「岩手大学人文社会科学部宮沢賢治いわて学センター」の活動へのご理解・ご支援・ご協力をたまわり、御礼申し上げます。

当センターでは、2019年4月に発足後、ほぼ隔月のペースで、宮沢賢治関係や岩手関係のトピックをテーマとする研究会を開催して参りました。

  また、この研究会活動の一環として、シンポジウムも、2021年3月に1年遅れで開催された当センター発足記念の第1回シンポジウム「地域・賢治・演劇」に続き、2022年3月には、第2回シンポジウム「盛岡藩の言論と出版」、2022年11月には第3回シンポジウム「宮沢トシ没後百年」と、毎年1回、「賢治学」関連と「いわて学」関連のテーマを交互に開催してきております。

  第4回となる令和5年度のシンポジウムは「いわて学」の番となり、「岩手の方言と郷土教育資料」をテーマとしてとりあげます。その目的は、戦前期の「岩手県郷土教育資料」に収載されたまま顧みられることのなかった岩手方言をもう一度よみがえらせることにあります。

 まずは、郷土教育運動の歴史と岩手県における展開の課程について概観しつつ、戦前、特に標準語策定前後の教員の言語観、特に地域の言葉についてどのように捉え、取り組もうとしていたかについても検討します。さらに、方言のみならず多彩な記述の見られる郷土教育資料の実態と、それらから浮かび上がる昭和初期の岩手県の言葉の状況を紹介いたします。

 当センター兼務教員の小島聡子氏(岩手大学人文社会科学部教授)によるコーディネイトにより、シンポジストとしてご登壇いただきますのは、小島氏を含めいずれも岩手の言葉の研究を続けてこられてきた4名の研究者の方々、すなわち、大野眞男氏(岩手大学名誉教授)、竹田晃子氏(岩手大学教育学部准教授)、小島千裕氏(北海道大学大学院教育学研究院研究員)、そしてコメンテイターとして、雫石町ご出身の上野善道氏(東京大学名誉教授)をお迎えいたします。

 なお本シンポジウムは、大野氏が研究代表者、竹田氏、小島氏が研究協力者となっている日本学術振興会科学研究費基金基盤研究(C)「言語生態学的視点に基づく日本語危機方言活性化のための理論と実践に関する統合的研究」(20K00640)による最新の調査をふまえた新しい知見に触れることができる貴重な機会となっておりますので、ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしております

                 記

【名称】:岩手大学人文社会科学部【宮沢賢治いわて学センター】第4回シンポジウム

【テーマ】:「岩手の方言と郷土教育資料」

【日時】:令和6(2024)年3月23日(土)13:30~16:00 (13時開場)

【会場】: 岩手大学図書館2F生涯学習・多目的学習室
    (対面開催のみで、ハイフレックス形式ではありません)

【内容】
*司会:小島 聡子 氏(岩手大学人文社会科学部教授/当センター兼務教員)

*センター長挨拶:横山 英信 氏(岩手大学人文社会科学部長・教授)

*コーディネイターによる開催趣旨説明:13:30〜13:40 小島 聡子 氏

*報告1:13:40〜14:10 「郷土教育運動について」
     大野 眞男 氏(岩手大学名誉教授・当センター連携研究員/社会言語学)

*報告2:14:10〜14:40 「教育関係者による地域のことばをめぐる議論のはじまり――明治30年代以降の『岩手学事彙報』を中心に――」
     小島 千裕 氏(北海道大学大学院教育学研究院研究員/教育学)

          〜(休憩10分)〜

*郷土教育資料の紹介:14:50〜15:10 小島 聡子氏

*報告3:15:10〜15:40 「郷土教育資料にみる岩手県の方言」
     竹田 晃子 氏(岩手大学教育学部准教授・当センター兼務教員/日本語学)

*コメンテイターよりコメント:15:40〜16:00 上野 善道 氏(東京大学名誉教授/言語学)

・対象: 一般、学生、教職員・職員

・参加無料・事前申込不要

・岩手大学「お知らせ」(イベント):
https://www.iwate-u.ac.jp/info/event/2024/02/006089.html

★「宮沢賢治いわて学センター」ウェブサイト
https://jinsha.iwate-u.ac.jp/iwategaku-center

▼本件に関する問い合わせ先:
岩手大学 人文社会科学部 宮沢賢治いわて学センター (担当:木村直弘)
〒020-8550 岩手県盛岡市上田3-18-34 岩手大学 人文社会科学部 1号館2階 211室
Phone:019-621-6672 / Fax:019-621-6715

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文社会科学部宮沢賢治いわて学センター第4回シンポチラシ

 

 

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