研究室探訪宮本 ともみ

宮本 ともみ

MIYAMOTO Tomomi

地域政策課程 【民事法(民法・家族法)】

  • 中央大学大学院法学研究科民事法専攻博士後期課程修了 (1999年)
  • 岩手大学人文社会科学部助教授 (2003年)
  • 岩手大学人文社会科学部准教授 (2005年)
  • 岩手大学人文社会科学部教授 (2009年)
  • 岩手大学副学長 (2019年)

掲載日


専門分野について

先生の研究内容を教えてください

私は、法学の研究者です。最初に、法学について説明しましょう。

近代以降、世界の国々は法治国家となりました。法治国家は、国民によって制定された法律に基づいて国政が行われることを原則としています。法律は、法治国家の柱です。それを学ぶのが法学です。

市民社会を支える六つの基本法があります。基本六法といいます。私が専門としているのは、基本六法の一つ、「民法」という法律です。民法は、個人と個人とのあらゆる生活関係を規律します。あらゆる生活関係には、財産関係(物を買う、家を借りる、お金の貸し借りをする等)と家族関係(婚姻をする、離婚をする、子どもを育てる、相続をする等)があります。私の専門分野は、後者の家族関係であり、いわゆる家族法と呼ばれています。

博士論文では、婚姻共同生活を営むために必要な婚姻住居を、別居中や離婚後は夫婦のどちらが利用できるのかというテーマを、日本とドイツとの比較法的見地から研究しました。

講義について

どういった内容の授業を行いますか

法学は、法律条文について、なぜこのような条文が規定されたのか(立法目的)、どうのように解釈が変ってきたのか(解釈論)、現在の社会状況との関係で改正は必要ないのか(立法政策論)、を考える学問です。ですので、必ず、条文を参照することを心掛けています。条文を暗記する必要はありませんが、条文に何が書かれているかは法学の大切な出発点だということを学生たちには分かってほしいと思って授業に取り組んでいます。

参考までに、私のゼミ生たちがこれまでに取り組んだ卒論テーマを挙げておきます。「夫婦財産制について」、「日本と諸外国における離婚制度の現状について」、「再婚禁止期間についての検討」、「夫婦別氏制度と家制度の関連について―なぜ、女性が氏を改めるのか―」等々。

高校生へのメッセージ

持続可能な社会をつくっていくのは、次の世代の君たちです。自分が、地域や将来を支えるのだという強い意志をもって取り組むことは、必ず、将来の自分の血となり肉となります。何をしたらよいか分からなくても、自分を信じて、がむしゃらに何にでも挑戦してほしいと思います。是非、法学にも挑戦してみてください。


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